2017年12月27日

東北に想いを寄せて

こんにちは!学生スタッフの岩井です。
昨日、井桁さんが年末を締めくくるブログを書いてくださったのですが、
滑り込みでどうしてもみなさんに伝えたいことがありまして…
こうして筆をとらせて頂きました!

みなさん、震災からもうすぐ7年。
最近の東北を知っていますか?

12月21日に、堤幸彦監督が手掛ける『Kesennnuma, Voices. 6』 の上映会、およびトークイベントが行われました!

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Kesennuma Voices とは
東日本大震災で、多くの命が奪われた町、気仙沼で、映画監督の堤幸彦監督が「映像に関わる者の使命」と、胸に秘めた思いをぶつけたドキュメンタリーシリーズです。2012年に1作目が公開されて以来毎年とり続けられています。
毎年同じ方からお話を聞くことで、震災後の気仙沼を定点的にとらえ、発信しています。

今回はシリーズ6作品目では、【死者への手紙】をテーマに、生存者の中だけで完結しない、新たなドキュメンタリーを制作されています。


早速上映会。

震災の映画と聞くと想像される、津波の映像や人々の凄惨なエピソード…とは違って

この映画には、それぞれの生き方や考え方が詰まっていました。

ただのお涙ちょうだいじゃない

震災を、悲惨な現実、目を背けたい過去、としてだけではなく

前向きにとらえようとする力強い人々の姿

『生存することと、生きることは違う』

生き残ったからこそ、自分の人生をめいいっぱい生きる姿がありました。


上映会の後は、堤幸彦監督、気仙沼プラザホテル支配人の堺丈明さん、気仙沼復興教会事務局長の千葉貴弘さんによるトークセッションが行われました。
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現在の東北のこと、これからの東北のこと、これからのかかわり方…皆さんのお熱い思いを語っていただきました。

一番心に残ったのは
『被災地 気仙沼から 港町 気仙沼へ』

という言葉です。
たしかに、震災に負けずに戦ってきた気仙沼。
まだまだ、映像を見る限り、復興しきれていない部分が多くあります。

その中で、徐々に自分の生活を取り戻したり、自分の生活を新しく始めた人々が今願うのは、

大好きな街気仙沼が元気になること、残された自分の人生をめいいっぱい過ごすこと。

私たちは、そこで起きた現実を忘れてはいけない
しかしいつまでも、被災地としてのレッテルをはるのではなく、同じ立場として、寄り添っていきたいなあと感じました。

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それではみなさん、よいお年をぴかぴか(新しい)
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