みなさんこんにちは。学生スタッフの井桁です。
私は卒論に追われる日々を過ごしています。
見かけによらず商学部という所属でして
一応経済を学んでいるのですが、
ボランティア浸りだった学生生活の中では
とにもかくにも経済社会が性に合わない!!!
とずっと思っていました。
自給自足万歳!みたいな。
一方で商学部という空間に身を置くと
経済社会の形成は必然だったんだな
と思わされることもしばしば。
というわけで、なんだか
「利益!給料!贅沢!」の世の中に
嫌気がさしている皆さん!
一度この本を読んでみませんか?
内山節、『貨幣の思想史 お金について考えた人びと』
(ついでに早稲田駅伝も宜しくお願いしますの図)
アダム・スミスのような経済学者として知られている人々は
当時では思想家と呼ばれる部類に属していました。
「いかに人間が平等に、
豊かに、幸せに暮らせるか。」
過去の思想家の目指したもの、
その先で「貨幣」という壁にぶち当たり
彼らが感じたジレンマは、
ボランティアをする一方で
バイトでお金を稼ぐ私たちに
通ずるものがあるかもしれません。
きっと皆さん一度くらいは
福沢諭吉の肖像画を眺めながら、
「なんで君にそんな価値があるんだい。」
なんて話しかけたことがあるでしょう。
私はありません。
著者は貨幣のことを
「憂鬱な必要財」と称しています。
この言葉が腑に落ちる方にはおすすめの本です!
私の専攻も相まってゴリ推ししてしまいましたが
こんな感じでWAVOC図書のご利用お待ちしております!